「軽自動車は維持費が安い」とよく言われますが、実際どのくらい安いのでしょうか。人気のN-BOXやタントなど具体的な数字で見ていきましょう。
軽自動車の年間維持費の目安
| 項目 | 軽自動車 | コンパクトカー | 差額 |
|---|---|---|---|
| 軽自動車税 | ¥10,800 | ¥30,500 | ¥19,700 |
| 自賠責保険(年換算) | ¥12,800 | ¥12,800 | ¥0 |
| 任意保険 | ¥80,000 | ¥120,000 | ¥40,000 |
| ガソリン代(年8,000km) | ¥94,000 | ¥111,000 | ¥17,000 |
| オイル交換 | ¥10,000 | ¥10,000 | ¥0 |
| タイヤ交換(年換算) | ¥15,000 | ¥20,000 | ¥5,000 |
| 車検(年換算) | ¥45,000 | ¥60,000 | ¥15,000 |
| 合計 | ¥267,600 | ¥364,300 | ¥96,700 |
軽自動車が安い理由
① 軽自動車税が圧倒的に安い
軽自動車税は年間10,800円。普通車(1,000〜1,500cc)の30,500円と比べると年間約2万円の差があります。13年超の車両は15,000円に上がりますが、それでも普通車より安いです。
② 車検費用が安い
車検の重量税は軽自動車が6,600円(2年)、普通車(1〜1.5t)が24,600円(2年)と約4倍の差。車検費用のトータルも軽自動車の方が安くなります。
③ 保険料が安い傾向
任意保険は車種・補償内容で変わりますが、軽自動車は修理費用が低いため車両保険料が安くなる傾向があります。
人気軽自動車の維持費比較
| 車種 | 燃費 | 年間維持費目安 |
|---|---|---|
| ホンダ N-BOX | 21km/L | ¥270,000〜¥290,000 |
| スズキ スペーシア | 22km/L | ¥265,000〜¥285,000 |
| ダイハツ タント | 21km/L | ¥270,000〜¥290,000 |
| スズキ ハスラー | 25km/L | ¥255,000〜¥275,000 |
| スズキ ジムニー | 13km/L | ¥300,000〜¥330,000 |
軽自動車の維持費を詳しく見る
① 自動車税(最大の節約ポイント)
軽自動車税は年間10,800円(2019年4月以降の新規取得車)。普通車(1,000〜1,500cc)の30,500円と比べると年間19,700円の差があります。5年間乗り続ければ差額は10万円近くになります。ただし13年超の軽自動車は15,000円に増額されます。
② 重量税(車検のたびにかかる)
車検時に支払う重量税は軽自動車が6,600円(2年)、普通車(〜1t)が16,400円(2年)と大きな差があります。年換算では軽が3,300円、普通車が8,200円と約5,000円の差です。エコカー減税対象車ならさらに安くなるケースもあります。
③ 任意保険料(軽だから安いとは限らない)
「軽自動車は保険料が安い」と思われがちですが、任意保険料は車種より運転者の年齢・等級で決まる部分が大きいです。ただし軽自動車は車両価格が低いため、車両保険料が普通車より安くなる傾向はあります。特に新車価格200万円以下の軽と300万円超のコンパクトカーでは、車両保険だけで年間1〜3万円差が出ることがあります。
④ 燃費と実際のガソリン代
N-BOXやタントなど人気軽自動車の燃費は20〜26km/L。年間8,000km・175円/Lで計算するとガソリン代は約54,000〜70,000円です。コンパクトカー(15〜20km/L)と比べると年間10,000〜30,000円安くなります。ただしターボ付き・4WD車は燃費が2〜4km/L落ちるため差は小さくなります。
軽自動車が向いている人・向いていない人
| こんな方には | 判断 |
|---|---|
| 年間走行距離が1万km以下 | ◎ 軽が有利 |
| 主に市街地・近距離での使用 | ◎ 軽が有利 |
| 家族4人での使用が多い(狭さが気になる) | △ 普通車を検討 |
| 高速道路での長距離移動が多い | △ 普通車の方が快適 |
| 駐車場代を節約したい | ◎ 軽は月3,000〜5,000円安い場合も |
| 維持費を最優先に考える | ◎ 軽が年間10万円前後安い |
軽自動車は「維持費の安さ」という点では普通車に対して明確な優位性があります。ただし高速道路での長距離移動や家族5人以上での利用など、使用シーンによっては窮屈さや非力さを感じる場面も出てきます。自分の生活スタイルに合っているかを確認してから選ぶのが大切です。
13年超の軽自動車は買い替えも検討を
購入から13年を超えると軽自動車税が10,800円から15,000円に増額されます。同時に車検の際に指摘される消耗品の交換費用も増え、維持費が上がりやすいタイミングです。年間維持費が高くなってきたと感じたら、新しい軽自動車への乗り換えを比較検討してみることをおすすめします。